おはようございます。
本日は理学療法士の方向けの記事です。
突然ですが、この記事を読んでいる理学療法士の方は、専門 / 認定理学療法士の資格をお持ちでしょうか。
専門 / 認定理学療法士の資格は、理学療法士という職務を遂行するにあたり必須ではないものの、多くの方がその存在を認識していると思います。
私はかれこれ 10 年以上の臨床経験がありますが、まだ認定の資格は持っていません。
前述の通り、職務を遂行するうえで、認定資格の有無はなんの影響もありません。しかし、先日「それで満足か」とこめかみの奥から声がしました。思い立ったが吉日、今日が人生で一番若い日です。その声に耳を傾け、資格取得に向けて動き出したいと思います。
本記事では、認定理学療法士の申請までにクリアすべき項目について紹介します。
申請までの行程を調べてみてわかったのですが、どうやら私にはいくつかクリアしなければならない点があるようです。せっかくやるのであれば、今日から最短で取得を目指したいと思います。
本記事の内容が、これから資格取得を目指す理学療法士の方にとって、参考になる箇所があれば幸いです。
2022 年の改定に対応したロードマップです
【2022 年改定に対応】認定理学療法士への道!資格取得のためのロードマップを解説
記事の内容は、以下の通りです。
- 申請のために受ける研修はこの 5 つ
- 私の現在位置
- この先の予定
それぞれの内容についてみていきます。
申請のために受ける研修はこの 5 つ
その1・2 前期・後期研修
これは、認定理学療法士の申請をするための前提条件となっている「登録理学療法士」になるために必要な研修です。
理学療法士協会によると、『教育機関を卒業してからの 5 年間は、理学療法士として義務教育的な期間とし、前期・後期研修の受講を通してジェネラリストの育成を行う』とされています。
教育機関を卒業して理学療法士の免許を取得したら、多くの方は理学療法士協会に入会すると思います。入会後、まず前期研修を履修し、そのあとに後期研修を履修することによって「登録理学療法士」となるようです。
しかし、すぐに登録理学療法士になれるわけではありません。登録理学療法士になるために必要な期間は、最短で 5年(前期研修は最短 2 年間、後期研修は最短 3 年間でそれぞれ履修可能)です。しかも、それ以降は 5 年ごとに更新が必要とのことです。
その 3 指定研修カリキュラム
ここからは、登録理学療法士になってから行うことです。
この研修はオンライン形式の講義で、全 12 コマ(18 時間)を受講することにより履修完了となります。
この研修の開催主体は協会です。内容は、医療安全やチーム医療などが用意されており、理学療法に特化した内容ばかりではなさそうです。
申込みは理学療法士協会のマイページから可能です。この研修は有料で、費用は 13,200 円です。支払い方法は口座振替およびクレジットカード決済が選択できます。
その 4 臨床認定カリキュラム
まだ必要な研修は続きます。
申請のためには、先に述べた「指定研修カリキュラム」とは別に、「臨床認定カリキュラム」を受講する必要があります。
このカリキュラムには必須科目(全 15 コマ、22.5 時間)と選択科目(5 コマ以上、7.5 時間)があり、開催形式はオンライン / 対面の講義で行われるようです。
このカリキュラムは、協会ではなく全国各地に設置された教育機関で開催されます。研修に参加するためには、協会ホームページのマイページから、取得を希望する分野(脳卒中とか運動器とかいろいろ)の臨床研修を実施している教育機関を探し、担当者に開催時期や申込みを問い合わせる必要があります。
そして申込み後に所定の時間の研修を受講し、履修完了となるようです。
なお、このカリキュラムのみ、申請する前年度までに履修を済ませておく必要があります。
その 5 全国学術研修大会
5 つめの申請条件は、毎年 5 月頃に開催される日本理学療法学術研修大会への参加です。協会のホームページには「参加」としか記載されていないため、大会で「ある特定の講義」を受講する必要性があるかどうかは不明です。
2024 年は 6/29-30 に東京で開催が予定されています。
上記 5 点をクリアすれば、認定理学療法士の申請が可能となります!
私の現在位置
認定理学療法士の申請のために必要な研修は上記の 5 つです。そして、私の現在位置を確認したところ、「前期 / 後期研修」のみ履修済でした。
つまり、この先は
- 指定研修カリキュラム(オンライン)の履修
- 臨床認定カリキュラム(形式は教育機関による)の履修
- 全国学術研修大会の参加
を完了させる必要があります。
まだまだ道は長いですね…
この先の予定
最後に、上記を踏まえて私の今後の予定を考えます。
まず、「指定研修カリキュラム」です。
こちらはオンラインで履修可能であるため、早速受講の申込みをしました。このカリキュラムの受講料は13,200 円です。自己研鑽の必要費用と考えたいと思います。
次に、「臨床認定カリキュラム」です。
こちらは日時や形式などを教育機関に問い合わせる必要があります。先日、受講を希望する施設の担当者宛にメールを送りました。
そして、全国学術研修大会への参加です。
これは来年開催される大会に参加すれば良さそうです。記事作成時点では、参加以上の条件は明らかになっていません。この点については、今後の動向を見守りたいと思います。
絵に描いた餅でしかありませんが、もし 2023 年度中に臨床認定カリキュラムを履修できれば、私の場合、2024 年度に認定理学療法士の新規申請ができます。
しかし、こればかりは教育機関の都合次第ですので、問い合わせの返答を待ちたいと思います。
目指せ来年度の申請!です
まとめ
認定理学療法士の申請までにクリアすべき項目をまとめました。
人生に遅すぎるということはありませんので、今日から頑張っていきたいと思います。
本日は、『【2022 年改定に対応】認定理学療法士への道!資格取得のためのロードマップを解説』とし、
- 2022 年に改定された認定理学療法士制度の、申請までの道のりを紹介。申請までに必要なことは、前期 / 後期研修、指定研修カリキュラム、臨床認定カリキュラム、全国学術研修大会の 5 ステップ。
- 私の現在位置は、前期 / 後期研修を修了しているのみ。このさき、残りの 3 ステップのクリアが必要。
- すべてスムーズに進めば、最短で来年度の申請ができるかも。
上記 3 点について、わたしなりにまとめました。
申請までの道のりはまだまだ長そうです。これまで見て見ぬフリをしてきたツケが回ってきたのでしょう。しかし、自分で決めたことなので最後まで頑張りたいと思います。
資格取得にむけては多大な時間と労力が必要です。今回の記事作成を通して、すでに認定 / 専門の資格を取得されている方々を改めて尊敬しました。私も仲間入りできるよう、精進したいと思います。
資格取得までの進捗状況は、今後、適宜記事にしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※2023 年 9 月 21 日追記
認定ではなく、専門理学療法士取得にチャレンジすることに決めました!
【オススメ書籍の紹介】
『サーチ・インサイド・ユアセルフ』
瞑想やマインドフルネスの入門書としてピッタリの内容です。
マインドフルネスは宗教的で胡散臭いと感じる方もみえるかもしれませんが、実は科学的なエビデンスも数多く報告されています。
『アウトプット大全』
インプットした情報は、アウトプットしてこそ身につきます。
インプット 3:アウトプット 7 の比率を目指し、どんどん行動しましょう!
コメント