おはようございます。
なんだかやる気がでない…
なんとなくスマホを触って、気が付いたら 1 時間経過…宿題・課題は終わらず。
そんな方、多いのではないでしょうか。
そもそも、やる気とはなんなのか。
出そうとしている「やる気」も、改めて考えてみるとイマイチはっきりしません。
そして、どのようにしたらそれをコントロールできるのか。
そのためにはまず知るところから、です。
本日は、『やる気脳のつくり方 親子で学ぼう! 脳のしくみと「やる気」アップ術』という書籍の要約・感想記事です。
本書を読み、親子でやる気を高めるヒントを学びましょう。
宿題・仕事のやる気が出ない→出る脳に『やる気脳のつくり方 親子で学ぼう! 脳のしくみと「やる気」アップ術』
記事の内容は、以下の通りです。
1.やる気とは一体何か?
2.やる気を脳科学の視点からみる
3.4つのやる気スイッチとは?
それぞれの内容についてみていきます。
やる気とは一体何か?
本書では、やる気は「人が生きていくために必要な力」とされています。
また、「人が生きていくために必要な『伝える力・考える力』の土台となるもの」ともされています。
子供向けの本ですので、定義もシンプルにされていますね。
すっきりしていて理解しやすいです。
やる気を脳科学の視点からみる
やる気は、脳の側坐核という部位から生まれます。
側坐核は大脳基底核の一部で、脳の前頭前野の深部に位置しています。
この側坐核は報酬、快感、嗜癖、恐怖などに重要な役割を果たすと考えられています。
簡潔に申し上げると、この側坐核の活動を高めればやる気が湧いてきます。
しかし、側坐核は自らの意思で活性化することはできません。
「よし、やる気をだすぞ!」と言ってやる気満々になる人などいませんよね。
言葉でいうには簡単ですが…やる気を引き出すためには?
4つのやる気スイッチとは?
側坐核を意識的に活性化することはできません。
しかし、脳の他の部位を介して間接的に活性化することは可能です。
この側坐核を活性化する脳の部位を、本書では「4 つのやる気スイッチ ”BERI” 」として紹介していました。
スイッチ① B(body)
一つ目は Body、つまり体を動かすことです。
身体を動かし、脳の運動野を活性化することで側坐核へ刺激を送り、やる気を高めます。
背筋を伸ばす、とりあえず始めてみるなどの行動がカギになります。
スイッチ② E(experience)
二つ目は Experience、経験です。
重要なのは、いつもと違う経験をすることです。
例えば、勉強する場所を図書館・カフェなどに変えてみる。
自室からリビングやダイニングに変えるという程度でも大丈夫です。
いつもと違う経験によって脳の海馬を刺激し、その信号が側坐核を活性化させるようです。
スイッチ③ R(reward)
三つめは Reward、ごほうびです。
ごほうびの喜びは脳内にドーパミンを分泌します。
それが側坐核への刺激となり、やる気が生まれます。
本書では、小さなステップを踏み、「できた!」という達成感を味わうことが推奨されていました。
また、一緒に頑張る仲間をつくり、ともに励まし褒め合うことも効果的とのことです。
スイッチ④ I(Ideomotor)
四つ目は Ideomotor、なりきることです。
あこがれの人になりきることや成功している自分を想像することは、脳の前頭葉を刺激します。
その刺激が側坐核へと伝わり、やる気が生まれます。
この想像・思い込みは強ければ強いほど効果があるようです。
まずは服装や髪型など、形から入るのもいいでしょう。
表現は子ども向けですが、やる気スイッチは大人も同じです。
まとめ
やる気に関する脳の機能を学び、うまくコントロールしましょう。
本記事では、
・やる気は生きていくために必要
・やる気は脳の側坐核から生まれる
・側坐核を活性化する 4 つのスイッチ ”BERI”
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。
本書は子供向きの本だったので、平易な口調で読みやすく、イラストもきれいで大変読みやすかったです。
我が家の娘(6歳)も自ら手に取り、何度も読み返していました。
本書ではやる気を脳科学の視点から解説しており、興味深く学ぶことができました。
特に、やる気スイッチについては大人でも活用できる箇所があると感じました。
子ども・大人を問わずやる気をコントロールするうえで役に立つ情報が多く記されています。
やる気でないなぁーとお悩みの方、まずは動いてみることです。
やる気が出たら動く、ではなく、やる気を出すために動きましょう。
ぜひ手に取ってみてください。
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脳の仕組みを知りモチベーション、ストレス、クリエイティビティもコントロールしましょう。
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