『ブログ集客の仕組みづくり』要約 初心者必見!記事の書き方から運営まで学ぶ

書籍感想
ブログ集客

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おはようございます。

「ブログを始めようと思っているけど、参考になる書籍はないかな」
「ブログを続けているけど、閲覧数が伸びないな…」

上記のように、ブログを始める / 続けるにあたって、あれこれ考えたり悩んだりすることはないでしょうか。

そのような方にとっては、本書で学べる内容が解決のヒントになるかもしれません。

なぜなら、本書にはブログを始める上で念頭に置いておきたい「ニーズ先行型集客」や、ブログの核となる質の高い記事の書き方について、わかりやすくまとめてあるからです。

本記事では、本書の内容をもとに

  • 集客から売り上げにつながる「専門メディア」のつくり方
  • ニーズに応える、質の高い記事の書き方
  • ブログ記事作成の具体的な方法

上記 3 点について、私なりに要約・感想を記します。

本記事を読み終えるころには、ブログ運営と記事の書き方についてイメージが湧いてくると思います。また、紹介する書籍にも興味を持っていただけると嬉しいです。

集客=SNS ではなく、ニーズに沿った情報を提供することです。そのコツを学んでみましょう。

本日は、書籍『ブログ集客の仕組みづくり』(著者:丹洋介さん)の要約・感想記事です。

本書を読み、ブログを始めてみましょう!

『ブログ集客の仕組みづくり』要約

集客から売り上げにつながる「専門メディア」のつくり方

まずは、集客から売り上げにつながる可能性のある、あなた自身が作り上げる「専門メディア」について概説します。

ここのポイントは、以下の 3 点です。

  • ブログで始める
  • 重要のある情報 × ウェブで公開
  • まずはマーケティングメッセージ 1.0 を作る

それでは、それぞれについてみていきます。

ブログで始める

ブログというと「稼げない」「オワコン」とよく言われます。

しかし、本書によるとブログは集客方法としていまだに健在であり、決してオワコンではありません。

かつて有名人の情報発信手段といえば、ブログや自身の公式ホームページでした。

しかし、みなさんもご存知の通り、今やそれらはインスタや X などの SNS に置き換わっています。

そのため、ブログというと「今更感」を強く感じるかもしれません。

さらに、世の中にはビジュアルマーケティングという宣伝手法もあり、SNS は視覚的に訴える商品やサービスの訴求に効果的とされています。

もちろん、自分が興したいビジネスがビジュアルで訴えられるものであれば、それらを活用しない手はありません。

しかし、そうではない商品やサービスを扱う場合や、後述する「専門メディア」を作るうえでは、いまだにブログが最適解です。

需要のある情報 × ウェブで公開 = 専門メディアを作る

「ブログがまだ健在なのはわかったけど、何から始めたらいいの?」という方は、専門メディアを作ることを目標にしましょう。

この「専門メディア」とは、特定の分野について需要のある情報を、あなたの価値観とともに総合的に載せたものです。

そして、それをウェブで公開して、世の中のニーズに応えるメディアとするのです。

本書によると、たとえ有名人でなくても、質の高い記事と、あなたからのメッセージをしっかり伝えるメディアであれば、ブログによる集客は十分に可能であるそうです。

マーケティングメッセージ 1.0 を作る

ブログをあなただけの専門メディアにしていくことが分かったら、まずは「マーケティングメッセージ 1.0」を作成しましょう。

これは、これから作成するメディアの根幹部分になるものであり、いわゆる経営理念に近いものだと思います。

このメッセージを基に、特定のニーズをもった人たち(見込み客)が集まってくるようなブログを作成していくのです。

マーケティングメッセージ 1.0 を作るうえで意識するポイントは、以下の 3 つです。

あなたの主張を反映させる

マーケティングメッセージは、あなたが関心があり、かつ「否定したい常識」や、「それはちょっと違うんだよな…」と日ごろ感じていることに対する、あなたの主張を反映させましょう。

それに込められた思いや考えは、あなたがこれから作っていくメディアの根幹になります。

もちろん、「あなたの主張」を反映させたメッセージなので、唯一の正解を求める必要はありません。

その主張は見込み客にも受けられそうか?

メッセージにはあなたの主張を反映させたうえで、同時に見込み客のニーズを満たすものでなければいけません。

あなたが作るメディアは、何に悩み、何を恐れ、何を欲している人たちのもとに情報を届けたいのか、よく考えましょう。

上記 2 点が Yes なら OK

マーケティングメッセージを作るときには、上記 2 点を満たすものであれば OK です。

このとき、もし作成したメッセージが上記の問いに対して No であるならば、見込み客のニーズを踏まえてあなたの主張を改善しましょう。

このようにして導き出されたものが、あなたのメディア(=ビジネス)の「マーケティングメッセージ 1.0」になります。

ただし、このメッセージは永久不変ではありません。ビジネスを続けていく中で得られた経験や、その時の環境によってどんどんと変えていって OK です。

そのため、メッセージ 1.0 はサクッと作ってしまいましょう。

主張を反映させた専門メディアで、集客→売上げを目指そう

集客→売上げにつながる仕組みとは、あなたの主張を反映させた、需要のある情報を提供するブログを作ることです。

これこそが本書で紹介されている「ニーズ先行型集客」の考え方です。

これが理解できたら、次のステップへ進んでいきます。

ここを理解することがブログ運営のカギなのでしょう

ニーズに応える記事の作り方

続いては、記事を作成する上で念頭に置いておきたいことを紹介します。

記事の質はブログの核です。見込み客の求めている内容を用意しましょう。

求められている記事=検索ニーズを満たす記事

現代に求められている記事とは、検索ニーズを満たすものです。まずこのことを理解しておきましょう。

みなさんは知りたいことがあるとき、どのようにして調べるでしょうか。

答えは「検索」です。私たちは、検索エンジンに調べたいことに関係するキーワードを入力して、必要としている情報を手に入れます。

つまり、世の中は検索ワードに対応し、かつ過不足のない情報を提供する記事を求めています。

記事を作成するときには、このことを念頭に置いておきましょう。

目次と見出し作りが重要

記事を作るときは、目次と見出し作りがとても重要になります。

目次と見出しのことをプロットといい、ブログでは記事の筋書きや構成を指します。

本書によれば、記事の質の 9 割はこの部分にかかっており、本文よりも圧倒的に重要とのことです。

プロット作りでは、以下 2 点を意識しましょう。

ニーズの高い順から書く

見出しの順番は、ニーズが高い順に並べます。

1 つめの見出しで、見込み客の疑問・質問(つまり、検索ワードのこと)に対する回答を述べましょう。

そして、2 つめや 3 つめの見出しで、その理由やエビデンス、補足情報などを述べていきます。

潜在的なニーズも満たせれば理想的

このとき、検索ワードに現れた表面上のニーズだけでなく、その裏に隠された潜在的なニーズも満たすような情報を提供できると、その記事は読者にとって理想的なものになります。

読者に、「私が求めていた情報って、実はこれだったんだな」と思わせるような記事を書きましょう。

ニーズを意識して、質の高い記事を書こう

記事を作成するときは、プロット作りに重点をおくこと、見込み客の潜在的なニーズまで意識してみましょう。

最初は時間がかかるかもしれませんが、だんだん慣れてきますよ

ブログ記事作成の具体的な方法

ここからは、本書で紹介されていたブログ記事の書き進め方を紹介していきます。

実は、伝わりやすい記事には「型」があり、まずはそれに沿って記事を書くことが上達への近道です。

記事は、導入文→見出し→本文→まとめで構成されます。それぞれについて要点をまとめます。

導入文 いかに惹きつけるか?

まずは、導入文です。

ここでは、見込み客に「このページにこそ、自分が求めている情報がありそうだ!」と強く感じさせることが目的です。

導入文は 5 つのステップで作成可能です。

問題提起

はじめに、読み手の検索ニーズを想定した問題提起をします。

「○○について悩むことはないでしょうか?」
「△△について疑問に感じることはないでしょうか?」

など、見込み客が感じているであろう疑問や悩みを、ストレートに表現しましょう。

解決策の提示

次に、問題提起に対する解決策を示します。

「実は、その疑問に対しては、□□が解決のヒントになるかもしれません」という具合です。

ポイントは、ここでは詳細を語らずに、匂わせる程度にすることです。

それが有効である理由

解決策に続くのは、それが有効である理由です。

「なぜなら、それは××という理由(あるいはデータ)があるからです」という具合です。

ここでは、提示する解決策のエビデンスやデータ、もしくは筆者自身の経験を示し、本文への期待を高めます。

記事内容の予告

ここまでで解決策の提示を済ませたら、記事の内容について言及します。

「というわけで、この記事では…」と、端的に記事の内容をまとめましょう。

読了時に得られるものの提示

最後に、記事を読み終えたときに得られるものを提示します。

「この記事を読み終えるころには…」という具合に、読者が記事を読むことで得られるものを言葉で伝えましょう。

5 ステップで読者を惹きつけよう

以上のように 5 ステップで導入文を作成し、読者を惹きつけることができれば OK です。

見出し 本文を読まずとも内容を伝える

導入文の次は、見出しです。

見出しでは、記事本文を読まずとも内容を伝えることができれば理想的です。

ここのポイントは 3 つです。

その下に続く文章のまとめを示す

見出しでは、その直後に続く文章のまとめや、その段落における結論を示しましょう。

こうすることにより、見出しだけで本文の概要を伝えることができます。

利益や価値があるなら明確にする

本文から得られる利益や価値がある場合は、それらを示すようにします。

「〇〇するだけで△△が□□に!」というようなイメージです。

平易な言葉で書く

見出しは、誰でも理解できるような言葉で書きましょう。

専門用語や複雑な表現は、見出しではなく本文中で解説するようにしましょう。

「ボーっと読んでもなんとなく分かる」を目指そう

見出しは、読み手がボーっとした状態で読んだとしても、なんとなく本文の内容を理解できるようなものを作ることができれば OK です。

分かりやすくシンプルな表現を心掛けましょう。

本文 こちら主導で理解を促す構成に

導入文、見出しを作成したら、いよいよ本文です。

本文を作成するコツは、内容の理解を読み手の能力に頼るのではなく、こちら主導で実現してあげるように工夫することです。

以下の 3 点を意識して作成しましょう。

PREP 法に沿って書く

本文は PREP 法に沿って書くようにしましょう。

PREP 法とは文章の型の 1 つで、「PREP」は

  • Point(ポイント)
  • Reason(理由)
  • Example(例)
  • そして再び Point(ポイント)

の頭文字を並べたものです。

PREP 法はビジネスシーンでよく用いられ、説得力のある文章を作るときに向いている方法とされています。

接続詞で展開を予測させる

本文を書くときは、接続詞を適切に使用しましょう。

そうすることにより、読み手が次に続く文章を予測することができ、理解を促すことができます。

接続詞には様々な種類があります。

  • 順接:だから、なので、すると、など
  • 逆説:しかし、それでも、ところが、など
  • 並列:また、および、かつ、など
  • 列挙:まず、次に、そして、など

文と文とが適切な接続詞でつながれば、読み手が能動的に読もうとせずとも、半強制的にサクサクと理解できるような文章になります。

結果として、「この人の文章はわかりやすいな」となり、読み手の満足感を高めることに繋がります。

図や箇条書きを活用し、読ませない努力をする

本文が文章ばかりにならないように、図や箇条書きを活用しましょう。

図や箇条書きは適切に使用することにより、

  • 書き手:意図や文章の要点を明確にできる
  • 読み手:読むのが楽になり、理解しやすい

このようなメリットがあります。

読み手の理解力に依存しなくてもよい本文を書こう

わかりやすい記事作成のコツは、文章全体をこちら主導で理解できるような構成にすることです。

文章の型、接続詞、図や箇条書きを活用し、シンプルで分かりやすい本文にすることを心掛けましょう。

まとめ あなたの目標達成にむけた部分

最後にまとめを書いて、記事作成は終了します。

ここまでの内容は読み手ファーストでしたが、この部分だけは書き手のために作成する部分になります。

見込み客の「理解できた感」を高める

まず、まとめでは記事を簡潔にまとめ、見込み客の「内容を理解できた感」が高まるようにします。

このとき、新たな情報を提示する必要はありません。記事中の重要ポイントを繰り返しましょう。

最下部に見込み客へのオファーを提示する

次に作成するものは、見込み客へのオファーです。まとめは、このためにあると言ってもいいでしょう。

ここでいうオファーとは、商品の購入やメルマガの新規登録など、あなたのメディアの目的達成のために見込み客へ依頼することです。

このとき、商品を勧めたいのであればアフィリエイトのリンクを、見込み客のリストを作成したいのであればメルマガや LINE 登録の入力フォームを準備します。

これらの作成にはいくつかのステップが必要のようです。

しかし、ブログの収益化を目指すのであれば、ここを抜きにはできませんので、もう一息がんばりましょう。

なお、本記事ではそれらの作成方法は割愛します。気になる方は検索してみることをオススメします。

記事作成のお作法を学ぼう

ここまでで、導入・見出し・本文・まとめを作成するときのポイントを紹介しました。

分かりやすい記事作成のためには、守るべき「お作法」があります。

まずはそれらに沿って記事を作成し、慣れてきたら徐々にオリジナリティを発揮していくのがよいのではないでしょうか。

型を学び、読み手ファーストで記事を書きましょう

まとめ

ブログは集客方法としてまだまだ健在です。
コツを学んだら、あとはとにかく実践あるのみです。

本日は、書籍『ブログ集客の仕組みづくり』より、

  • 集客から売り上げにつながる「専門メディア」のつくり方を紹介。需要のある情報を網羅的にまとめたブログを作成しよう。
  • ニーズに応える記事の書き方について紹介。検索ニーズに応える記事を、特にプロット作りに重点を置いて作成しよう。
  • ブログ記事作成の具体的な方法を紹介。記事作成のお作法を学び、読み手の理解を主導するような工夫をしよう。

上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。

いかがでしたか?

本記事の内容が、ブログを始めようと考えている方の背中を押したり、あるいは、すでに始めている方の参考になれば幸いです。

本書を読んで私が学んだことは、ニーズに沿った記事を作成して集客につなげるという「ニース先行型集客」という手法と、記事の構成についてです。

もしかしたらお気づきの方もみえるかもしれませんが、『最強!スーパーフード サツマイモ』要約以降の記事は、本書から学んだ内容を参考にして作成しています。

このとき、沿うべき型があると構成についていちいち悩む必要がなくなるので、少しだけ記事作成が楽になったと感じています。

この先もお作法を守っていきたいと思います。

本書には、記事で紹介した内容の他にも、chatGPT を活用して記事ネタを大量に見つける方法や、記事を投稿してからどのようにブログを運営していけばよいかなど、参考になる情報がまとめられていました。

まさにブログ初心者のための入門書としてピッタリの書籍だと思います。

あなただけの専門メディアを作成し、集客を目指しましょう!

書籍もぜひ手に取ってみてください!

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