幼少期の子育て やるべきは読み聞かせと童謡『3 歳までに絶対やるべき幼児教育』

書籍感想

おはようございます。

わが子にとってよい教育をしてあげたい。
親であれば誰しもそう思うものです。
しかし、何をしてあげたら…と迷うことも多いのではないでしょうか。

そんな方々にとって解決のヒントとなるような書籍を取り上げたいと思います。

本日は、『3歳までに絶対やるべき幼児教育: 頭のいい子に育てる』という書籍の要約・感想記事です。

本書を読み、幼児教育のヒントを学びましょう

幼少期の子育て やるべきは読み聞かせと童謡『3歳までに絶対やるべき幼児教育』

記事の内容は、以下の通りです。

1.3 歳までは子どもは親の時間を食べて成長する
2.3 歳までに絵本を 1 万冊
3.3 歳までに童謡を 200 曲

それぞれの内容についてみていきます。

3 歳までは子どもは親の時間を食べて成長する

本文中で、著者である佐藤さんはこのように述べていました。
「3 歳までという限られた時間なので、親の時間は子どもとのかかわりに費やす」
佐藤さんは、どんなに忙しくても子供に呼びかけられれば家事の手を止めて対応していたそうです。

佐藤さんの経歴を見てみますと、数年間教師として教壇に上り、結婚・出産を経て専業主婦となったようです。
共働きの世帯ではなかなかこうはいきませんが、そういう姿勢は見習いたいですね。

しかし、どうしても手が回らず、すぐに対応できないときもありますよね。
そういう時は、「ちょっと待っててね」でもよいそうです。
ただしその時は必ず後で対応し、「待っててくれてありがとう」の一言が重要なのだそうです。
そして、子どもの話を十分に聞いてあげましょう。

親は聞き役に徹しましょう。

3 歳までに絵本を 1 万回

佐藤さんが利用していた公文式では「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」というスローガンがあるようです。
本文中でもその考えは強調されており、子どもに対して絵本と童謡による「日本語のシャワー」を浴びせ、言葉の貯金を作り、精神的成熟や理解を高めるという考えが紹介されていました。

絵本の読み聞かせで気になる箇所は、1 万回という回数と、どの絵本がよいか、という点です。
まず回数ですが、個人的には 1 万回という回数は「それだけたくさん読んであげよう」という意識をもつということだと理解しています。
世の中には 1 万回達成されている親御さんもみえるようです(検索してみると、そのようなブログが散見されます)。
しかし、単純計算で 1 日 10 冊近くの本を読むことになります。
「回」なので同一の絵本を複数回読んでも ok ですが、やはり圧倒的に時間が必要ですね。

また、どの絵本を読むかについては、本文中では「くもんの推薦図書」が推奨されていました。
こちらも、検索するとすぐに見つけることができます。
推薦されている図書のジャンルはバラエティに富んでおり、乳幼児から中学生までを対象とした多くの本が列挙されています。
絵本を選ぶということもかなりのパワーが必要ですが、これなら何も考えずに順番に選んでいけばよいので大変助かりますね。

容易にこのような情報にアクセスでき、大変ありがたいですね

3 歳までに動揺を 200 曲

童謡も絵本と並んで推奨されていた点です。
童謡では今は使われない言葉遣いや、童謡ならではの情緒豊かな表現をインプットすることができます。
また、絵本と異なり BGM として流すだけでも十分です。
絵本と違い、つきっきりにならなくてもよい分、楽ですね。

我が家では本書を読み、「くもんのうた 200」という CD を購入しました。
商品は CD のみと、CD + 歌詞絵本がついたものが販売されており、我が家は絵本付きにしました。
「この歌、こんな歌詞してるんだ!」改めて知ることも多く、大人でも楽しめます。

車の BGM として流していますが、家族で一緒に歌っています。大活躍です。
2 歳の娘のお気に入りは、「ももたろう」です。
「もーもたろしゃん」と歌う姿には、我が娘ながらメロメロです。

家族みんなで歌える歌が増えました。

まとめ

絵本と童謡で親子のコミュニケーションをとり、成長の土台を作りましょう。

本記事では、
・3 歳までは子どもに親の時間をささげること
・絵本をたくさん読み聞かせしてあげよう。日本語のシャワー①
・童謡をたくさん聞いて歌おう。日本語のシャワー②
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。

私自身は公文式を利用したことはありませんが、「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」というスローガンは本質をついていると思いました。
国語力はすべての科目の土台部分となります。しっかり育んでいきたいですね。

本書を読み、日本語教育としての絵本読み聞かせと童謡の重要性を学ぶことができました。
本書は、絵本読み聞かせと童謡という誰でも実践可能かつ有用な子育て方法について、佐藤さんの経験をもとに紹介されています。
佐藤家のお子さん全員が東大理Ⅲ入学ですから、その実績は圧倒的です。
そういう方の考え方を学ぶ、という意味では子育てされている方々におすすめできる書籍だと思いました。
個人的には本書のおかげで童謡を生活の中に取り入れることができたので、大変良かったと思っています。

ぜひ手に取ってみてください。

こんな記事も書いています。

絵本と並んで、図鑑も最高の知育教材です。

これからの時代、読解力は必須です。
AI との共存、という意味でも国語力を高めておきましょう。

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