おはようございます。
自己肯定感という言葉は、子育てをされている方であれば一度は耳にしたことがあると思います。
言葉自体の定義は様々で明確なものはないようです。
私自身は、「ありのままの自分を自ら評価し受け入れること」というような理解でいます。
(本記事では、言葉の定義自体が論点ではありません。ご興味のある方は調べてみてください)
この自己肯定感は、新しい物事へのチャレンジや打たれ強さ、思いやりなど目には見えない能力の土台になっていると考えられています。
特に子ども時代の自己肯定感は成長後の人生に大きく影響する可能性があります。
可能であるならしっかり高めてあげたいところです。
では、その自己肯定感を高めるために我々親ができることは何があるのでしょうか。
そのヒントになりそうな書籍を取り上げたいと思います。
本日は、『イラストでわかる自己肯定感をのばす育て方』という書籍の要約・感想記事です。
本書を読み、親子で自己肯定感を高めるヒントを学びましょう
子どもの自己肯定感を高めるにはまず親から『イラストでわかる自己肯定感をのばす育て方』
記事の内容は、以下の通りです。
1.親が持つべきは子に対する無条件の愛
2.親の自己肯定感も高く保つことがコツ
3.パパ・ママが信頼し合うことが重要
それぞれの内容についてみていきます。
親が持つべきは子に対する無条件の愛
我が子が無事に生まれてきてくれた時の気持ち、覚えているでしょうか。
それは、「生まれてきてくれてありがとう。」という、無条件の愛の気持ちではなかったでしょうか。
「元気に育ってくれればそれでいい」と思っていたはずなのに、いつのまにか親の言うことを聞かなくてイライラ、あるいは過度な期待をしてしまっている…
我が家でもまさにそのようなシーンは多くあります。
しかし、自己肯定感を高めるには無条件の愛が必須です。
「ありのままのあなたでいい」「どんなあなたでも愛してる」というメッセージを受けて育った子は、自己肯定感が高い傾向にあるようです。
この「無条件の愛」は本書のような子育て本には頻出の言葉ですが、改めてその重要性を認識しました。
忙しい日々でこういう姿勢は忘れがちですが、大切にしたいですね。
親の自己肯定感も高く保つことがコツ
子は親の表情や様子をよく見ています。
本書によると親の自己肯定感が低いと、子どももその影響を受けて自己肯定感が低くなりやすいようです。
親が「自分なんてダメだ」という考え方をしていると、それは行動に表れます。
その行動は習慣を作り、習慣は生活のなかで大きなウェイトを占めます。
そして、そのような親に育てられたら、子どもの自己肯定感も低くなってしまうのは容易に想像がつきます。
自己肯定感には、「自分はこれでよい」と感じられるかが影響します。
承認欲求にかられ、SNS に影響され、他人の目を気にして生きる姿を、子どもたちは見ています。
他人は他人、自分は自分と考える。承認欲求を捨てられるか、これがカギです。
SNS は便利ですが使い方を誤らないようにしましょう。
パパ・ママが信頼し合うことが重要
子どもが自己肯定感を高めるためには、親同士が信頼し合うことが重要です。
子どもが健やかに育つには、家庭の中心的役割を担う両親の仲がうまくいってこそです。
夫婦の関係性を円満に保つためには、お互いへの感謝を意識することが効果的です。
大人でも子どもでも、感謝されて嫌な気持ちになる人はいません。
相手のことを思いやり、相手の立場に立って行動する。
口に出すのは愚痴やイライラではなく、「ありがとう」「助かったよ」の一言にする。
そんなことから始めてみてはいかがでしょうか。
出会った頃の気持ちを思い出してみましょう。
まとめ
自己肯定感を高めるには、まず親からです。
家族一体となって自己肯定感を高めましょう。
本記事では、
・子供の自己肯定感を高めるには無条件の愛で接しよう。
・親の自己肯定感を高く保つことも重要。
・親同士が信頼できる関係を。そのためには感謝の気持ちを。
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。
本書を読む前は、子どもへの態度や声掛けばかりに目が向いていました。
しかし本書を読み、子どもの自己肯定感を高めるためには、親自身のふるまいもそれらと同等に大切だと感じました。
夫婦というコンビが信頼し合うことが家庭の基盤です。妻への態度を改めて見直そうと思いました。
本書は、子どもの自己肯定感を高めるために必要なことが幅広く記されています。
また、タイトルにある通りイラスト満載でスラスラと読み進めることができました。
自己肯定感という言葉が気になる方はもちろん、多くの子育て中の親に読んでほしい内容だと感じました。
ぜひ手に取ってみてください。
こんな記事も書いています。
承認欲求を捨てる、という点はアドラー心理学の書籍が勉強になります。
「課題の分離」という考え方はぜひ参考にしてみてください。
声掛けにも、いい・悪いがあります。
コツを学んでみましょう。
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