どう備える?『2040 年の未来予測』

2040年 書籍感想

おはようございます。

気がつけば 2022 年も残り 1 か月となりました。
子どものころはあまり感じませんでしたが、社会人となり父となった今は、1 年があっという間に過ぎてしまう感覚です。
仕事、家事など慌ただしい毎日です。こんな風にして 1 年、また 1 年と過ぎていくのでしょう。
来年、5 年後、10 年後の未来はどうなっているのか…
家族との思い出や自分自身の成長など、しっかり地に足をつけて楽しみたいと思います。

今回は、最近よく目にする未来予測のジャンルのうち、2040 年に焦点を当てた書籍を取り上げたいと思います。
有識者は、あと 18 年後の世界をどう予測しているのでしょうか。

本日は、書籍『2040 年の未来予測』(著者:成毛眞さん)の要約・感想記事です。

本書を読み、来るべき未来へ備えましょう

どう備える?『2040 年の未来予測』

記事の内容は、以下の通りです。

1.テクノロジーの進歩はより一層進む
2.日本経済は厳しい予測が並ぶ
3.食肉供給は限界を迎え、人工○○市場は拡大?

それぞれの内容についてみていきます。

テクノロジーの進歩はより一層進む

テクノロジーの進歩は目覚ましいものがあります。
中でも通信技術の発展は、2000 年代(3G 通信)以降、およそ 10 年間隔で進化を続けています。
現在(2020 年代)は 5G 通信の普及が進んでおり、人口カバー率は 90% を超えたともされています。
この調子で環境整備が続くと、2040 年には 7G 通信が実現する可能性があります。
7G 通信では高速・大容量の通信がさらに向上するのはもちろん、遅延が少なくなることも期待できるので、あらゆるものがネットにつながる社会が実現するそうです。
自動車の自動運転や AI 診療など、現段階で試験的に行われていることの多くが実現しているだろうと成毛さんは予測していました。
子どものころ漫画で見た「空飛ぶクルマ」だって実現可能性は十分にあるようです。

テクノロジーの進歩はポジティブな予測ばかりでした

日本経済は厳しい予測が並ぶ

一方、2040 年の日本経済に関する予測は、厳しいものが並んでいました。
その予測の根幹は、避けて通ることのできない人口の減少と高齢化です。
本書では、2040 年には(すでに始まっている)社会保険料の増加、労働人口の減少による税収入低下、それらを補填するための消費税増税など、我々の生活に打撃を与えるであろう予測が並んでいました。
加えて、増税する分だけ賃金が上昇すればよいのですが、それも期待がもてなさそう、とのことです。。

しかし、予測されている厳しい時代にむけて、我々個人ができることも紹介されていました。
それは、低コストインデックスファンドを軸にした長期的な資産運用です。
日本の国力は衰退の一途かもしれませんが、世界の人口は今後増加すると予測されており、2040 年には 90 億人を超えます(現在は約 78 億人)。
人口が増え、その多くが中所得国ですので、世界規模でみれば経済は成長するというシナリオです。
時間を味方につけ、世界の経済成長の恩恵を受けながら、苦しい未来へ備えましょう。

投資にリスクはつきものです。
しかし、資産は日本円だけで、リスクをとらない(=投資をしない)こともリスクです…

食肉供給は限界を迎え、人工○○市場は拡大?

本書では、2040 年の衣食住に関する予測も述べられていました。
この衣食住は、上記 2 項目と比較して不確定要素が多く、予測が難しいとのことでした。
ここでは、個人的に印象に残った「食」について触れていきます。

世界の人口は増え、多くの国と地域が中所得国となります。
そうなると、人は肉を食べるようになります。これは過去のデータでも明らかで、世界の食肉消費量は右肩上がりです。
しかし、肉を食べるには、当然ですが食肉用の動物を育てる必要があり、そのエサとなる穀物が必要です。
しかし、その穀物の収穫を増やすことは限界があります。本書によると、世界にはもう農耕用の土地が余っていないそうです。
また、牛一頭を育てるにも 2 年近くかかるそうなので、時間的な面からも、食肉の供給増加には限界があるようです。

そこで本書で予測されていたことが、代替肉市場の拡大です。
代替肉は、人工培養肉や、植物を原料とした肉風味の食べ物のことです。
代替肉の利用率は現時点で 10% 程度というデータがありますが、2040 年にはその市場が 7 倍になるという予測がされていました。
また、昆虫食の利用増加も予測されています。
私はこれまで虫を食べる機会はありませんでしたが、そんな未来も、どうやらやってきそうです。

環境問題もありますからね。
昆虫食、嫌だとはいっていられない時代かもしれません。

まとめ

今から可能ことをはじめ、来るべき未来に備えましょう。
虫嫌いの人は、克服しておきましょう。

本記事は、書籍『2040 年の未来予測』より、
・テクノロジーの進歩はさらに進む
・日本経済は厳しい予測。対策のひとつは長期投資
・食肉供給増加も限界を迎え、代替肉拡大?
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。

ネガティブなことにどうしても目が向いてしまいますが、「最悪を想定しながら未来を描いておくこと」が大切です。
そうすれば、それより悪くはなりません。
著者である成毛さんからのメッセージでした。

2040 年、自分や家族はどうなっているのか、楽しみです。
そこにむけて、まずは 2023 年もブログを続けることを目標にしたいと思います。

ぜひ手に取ってみてください。

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これから人口が増えるのは、アフリカです。
経済成長のカギを握っているのもアフリカかもしれません。

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