元自衛官の名ツイートまとめ『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』

寝ている絵 書籍感想

おはようございます。

一見すると何について書かれた本かわかりませんでしたが、興味深いタイトルだと思って手に取りました。
著者は元陸上自衛官で、Twitter フォロワー 17 万人超えのインフルエンサーです。
本書は、著者であるぱやぱやくん さんの反響の大きかったツイートを中心に、自衛官の経験を基にした人生訓や役立ち情報がまとめてありました。
私がこれから生きていくうえで自衛官になることはまずありませんから、その経験に触れられる貴重な機会でした。

本日は、書籍『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』(著者:ぱやぱやくん さん)の感想・要約記事です。

本書を読み、人生を明るく生きるヒントを学びましょう

元自衛官の名ツイートまとめ『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』

記事の内容は、以下の通りです。

1.自衛隊は普通の人ががんばっている組織
2.災害時、もっとも辛い状況とは
3.人生はほぼ負ける、けれども自分には勝とう

それぞれの内容についてみていきます。

自衛隊は普通の人ががんばっている組織

自衛官は防衛省の職員であり、「国家を守る公務員」と称されます。
日本には陸上・海上・航空の 3 自衛隊があり、自衛官はそのいずれかに所属します。
そして、自衛隊法により「命を受けて、自衛隊の任務を行う」と規定されているようです。

と、このように書くとかなり堅い印象を受けます。
しかし、著者であるぱやぱやくん さんは、「自衛官は普通の日本人で、腕立て伏せが 1 回もできなくても OK」と紹介しています。
また、自衛隊のことも「できない人を見捨てない、普通の人が頑張っている組織」としていました。

個人的には自衛隊(自衛官)というと「筋肉質でド根性!!」という漫画のキャラクターのような印象を持っていましたが、この紹介でかなり印象が変わりました。
我々と変わらない人々が、日本を守ってくれているようです。

自衛官になるまでの経歴も様々らしいですよ。
アニオタの方のエピソードも紹介されていました。

災害時、もっとも辛い状況とは

本書は全 6 章で構成されていたのですが、第 2 章は災害時の備えや心構えが紹介されていました。
この章の内容は、自衛官という災害対応の専門家の話でしたので大変参考になりました。

著者いわく、災害時でもっとも辛い状況は、「寒くて、おなかが減って、眠れず、雨に濡れている」こと、とのことです。
そんな状態、想像しただけでしんどいですよね。

この情報から学べることは、緊急時にはまず
・体を冷やさないようにし、服が濡れたらすぐ着替える。
・食料を確保する(備えておく)。
・仮眠でよいので睡眠の計画を立てる。
ということだと思いました。

食料は、多くの人が非常食として缶パンやお米を用意していると思います。
しかしその内容ではビタミンやたんぱく質が不十分になりやすいため、市販のビタミン剤やプロテインも併せて備えておくとよいそうです。
また、長期的なストレスに耐えるためには睡眠をとることが欠かせません。
本書によると、自衛隊が長期任務をこなす際は、まず仮眠の計画を立てるそうです。
日常生活でも睡眠の重要性はいうまでもありませんが、緊急事態となるとさらに優先順位がたかまるようです。

緊急時こそ、「飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る」です。

人生はほぼ負ける、けれども自分には勝とう

本書の終盤には、自衛官の経験を基にした人生訓が述べられていました。
それらのうち一部を紹介すると、
・自分の軸をしっかりもち、承認欲求に振り回されないこと。
・読書をし、先人たちの知恵と経験を学ぶこと。
などです。

個人的には一般論が多い(本書からでなくても十分に学べる)印象を受けましたが、1 つだけ印象に残ったものがありました。
それは、「人生はほぼ負けるが、自分との戦いに勝とう。」というメッセージです。
自分より優れている人は世の中にたくさんいます。
人生における比較基準を、その人たちとの競争ではなく自分自身の中に設けることができれば、生きることがずいぶんと楽になるでしょう。
そしてそのための第一歩として、「朝寒くても布団から出る」というオチでした。
朝一の自分に勝ったぞ、ということです。

最後にクスリとさせてもらいました。

まとめ

自衛官という特殊な人生経験から語られるメッセージは、一見の価値ありです。
自衛官の経験することはなかなかできませんが、その分、触れてみましょう、

本書は平易でユーモアにあふれた文章で、気負わず楽に生きていくヒントが数多く述べられています。
また、災害時の備えや心構えにふれた箇所は、実用的な知識も学ぶことができます。
私自身、本書を読んで災害時の備えにビタミン剤を追加しました。
まさかこのタイトルの本からそのような行動につながるとは思っておらず、うれしい誤算でした。

私は本書を通じて、人生で初めて自衛官について触れる機会を持つことができました。
自分でできない経験を、ほんのわずかでも知ることができる。これが読書の醍醐味ですね。

ぜひ手に取ってみてください。



最後に、日ごろから緊急事態に備えて訓練され、いざという時に国のために動いていただける自衛官の皆様に感謝を述べたいと思います。
ありがとうございます。

【こんな書籍もオススメです】

こちらはひろゆきさんの人生観がまとめられています。
ぱやぱやくん さんと重なるところもありました。

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