おはようございます。
株式投資と聞くと、損をする、やましいという印象をお持ちの方もみえるのではないでしょうか。
私自身、数年前まではそのように感じていました。
しかし、振り返ってみるとそれは「なんだかよく知らないから」という理由が強かったのだと思います。
今では自分なりに書籍を通じて勉強し、その必要性を強く感じるようになりました。
今回は、「投資」について改めて勉強になった書籍を読むことができましたので、取り上げたいと思います。
非常に人気のある書籍ですので、ご存知の方もみえるかもしれません。
本日は、書籍『ビジネスエリートになるための教養としての投資』(著者:奥野一成さん)という書籍の要約・感想記事です。
本書を読み、「教養としての投資」という視点をもってみましょう
『ビジネスエリートになるための教養としての投資』
記事の内容は、以下の通りです。
1.労働者 2.0 を目指せ
2.株式は、永久に売らない銘柄を選ぼう
3.投資は自分にとって最適なスタイルを自分で選ぼう
それぞれの内容についてみていきます。
労働者 2.0 を目指せ
本書の導入は、労働者 Ver 2.0 になれというメッセージからでした。
労働者 2.0 とは、雇われて自分の時間を売る受動的は働き方(これを本書では労働者 1.0 としていました)ではなく、自分で能動的に、時間ではなく才能を提供する働き方のことです。
いつまでも労働者 1.0 のままだと貧しいままなので、2.0 を目指すべき。
そして、そのために必要な具体的な行動が、投資だという論調です。
この投資とは、株式投資だけでなく自己投資も含みます。
自己投資で自身の能力を高め、自身で自身を売り込む。
今は SNS を通じて個人からの情報発信も容易にです。
また、転職もその一つでしょう。
細菌は転職そのもののハードルが低くなっていると聞きますし、そもそも転職活動自体はノーリスクです。
「受動的」から「能動的」に働くことがカギだと理解しました。
やりたいことして食べていく、という考えです。
株式は、永久に売らない銘柄を選ぼう
本書では、投資に対する奥野さんの考えや長期投資のコツが解説されています。
その中でも「構造的に強靭な企業Ⓡ」という考え方が勉強になりました。
「構造的に強靭な企業Ⓡ」とは、
・高い付加価値を持っている。この企業は世の中に必須だということ。
・高い参入障壁を持っている。他の企業が入り込むすきがないこと。
・長期的な潮流に乗っている。人口増加や健康増進などの普遍的なニーズを満たすこと。
という企業のことです。
(詳細は農林中金バリューインベストメンツ株式会社の HP をご参照ください。)
これらの企業の銘柄を購入したら、基本的には永久に保持し続けることが推奨されていました。
個人的には個別株投資をする考えはありませんが、企業に対する新たな着眼点を学ぶことができました。
投資するせよしないにせよ、こういう視点を持つことが「ビジネスエリートになるための教養」なのでしょう。
病院勤務のいち理学療法士では、こんな視点を持つことはなかったと思います。
読書して賢い人の考えに触れることは、やはり有意義ですね。
投資は自分にとって最適なスタイルを自分で選ぼう
本書では自己および株式への長期投資を推奨しています。
自己投資はもちろんするべきです。
我々のような専門職であればその必要性は言うまでもないでしょう。
私個人としては、本書を読んで個別株への長期投資の優先順位は低いと感じました。
株式銘柄を選び抜くという作業時間を確保することが、本業以外の余力時間で行うには負担が強いと感じたためです。
今は、個人的にはその時間を読書や運動・睡眠や家族との時間にあてたいと思いました。
毎月インデックスファンドをコツコツ積み立てというスタイルが私には合っています。
まとめ
教養を身に着け、ビジネスエリートの仲間入りをしましょう。
投資は、その手段の一つです。
本記事は、書籍『ビジネスエリートになるための教養としての投資』より、
・労働者 2.0 という考え方
・長期投資に値する企業の特徴
・投資は自分にとっての最適スタイルで行う
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。
本書は単なる株式投資の HOW TO だけでなく、その根幹にある普遍的な考えを学ぶことができます。
いち理学療法士では絶対に頭に浮かぶことのない内容でしたので、非常に勉強になりました。
投資をする / しないは個人の自由ですが、「知らないからやらない」ではもったいないです。
多くのビジネスマン(社会人)にとって、一読の価値はあるでしょう。
人生 100 年時代のなか、実質賃金は伸び悩み、社会負担は増加の一途など、苦しい状況が続きます。
投資を通じて社会人としての教養を身に着け、主体的なビジネスマンになりたいですね。
せひ手に取ってみてください。
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