必要なことは自分が変わること『人を動かす 完全版』

動くビジネスマン 書籍感想

おはようございます。

本日は 1936 年に出版され、全世界で売り上げ累計 3000 万部以上を誇る不朽の名著を取り上げたいと思います。
自己啓発本の原点にして頂点だと思います。

本日は、書籍『人を動かす 完全版』(著者:D・カーネギーさん)の要約・感想記事です。

本書を読み、人間関係の原則を学びましょう。

必要なことは自分が変わること『人を動かす 完全版』

記事の内容は、以下の通りです。
本書は全 6 章で構成されていました。
そのうち、個人的に学びが大きかった 3 点について要約・感想をまとめました。

1.蜂蜜が欲しければ蜂の巣を蹴らないこと
2.会話の秘訣は話を聞くこと
3.決して口やましく言わないこと

それぞれの内容についてみていきます。

蜂蜜が欲しければ蜂の巣を蹴らないこと

これは、「批判や非難では人は変わらない」ということを例えています。
人は非難されても自分の非を認め、考えを改めることはありません。
かえって他の誰か(何か)のせいにしたがるだけで、その人を動かすことにはつながらないようです。

ここで必要になることは、相手を「非難すること」ではなく「理解すること」です。
非難して相手を変えるのではなく、相手を理解するように自分を変えましょう。

これは第 1 章の始めで述べられている点です。

個人的にはいきなり核心を突かれたようでした。

会話の秘訣は話を聞くこと

相手との会話は、「相手に話してもらうこと」が円滑に進めるコツです。
聞き役に徹しましょう。

そして相手の話を聞くときに意識することがあります。
それは、
・一言も挟まずに話を最初から最後まで聞く。
・相手の立場に立つ。
・どうしてほしいのかを聞く
という 3 点です。
これで多くの場合、相手(特に不満を抱いている場合)は満足するようです。

人間は自分の話を聞いてほしいと感じている生き物です。
自分の話ばかりする人は、著者いわく、嫌われます。

本書はビジネスシーンにおける会話が例として挙がっていました。
私は病院で働いていますが、患者さんの中には、リハビリ中に「話を聞くだけ」でスッキリされる方が存在することを経験しています。
(私がそう感じただけかもしれませんが)

相手の話を聞くことはビジネスシーンだけでなく、家族や友人との関係構築にも重要です。
当然と言えば当然ですが、改めて気づきを得た点でした。

つい自分のことやこちらの都合を話したくなってしまいますが、ぐっと我慢です。

決して口やかましく言わないこと

これは、最終章にある家庭生活を幸福にする原則の一つでした。
配偶者との関係を円満に保つために、決して細かいところまでいちいち小言や文句を言ってはいけません。

口やかましくすることは、愛を壊す最強の方法です。
前述しましたが、非難・批判では人は変わりません。
とにかく、咎めず・非難せず、話を聞き理解することです。

これは配偶者だけでなく、子どもに対しても同様に意識する必要がありそうです。
自分を変え、幸福な家庭生活を保ちましょう。

個人的にはまるで自分に言われているように感じ、苦笑いでした。
反省。。。

まとめ

時が経っても普遍的な真実を学び、有効な人間関係を築きましょう。

本書を読む前は、そのタイトルから、組織の中でどのようにリーダーシップをとり、部下に対して指示を出すか、という指南書の内容を想像していました。
しかし、本書には「人を動かす」ための「自分のあり方」について書かれていました。
本書で学んだ内容を基に人と接することが、「人を動かす」ことにつながります。
つまり、人を動かすためには、「自分を動かす」ことが必要と理解しました。

冒頭で述べた通り、本書は半世紀以上前に出版されたものです。
しかし、述べられている内容は現代でも全く色あせることのないものだと感じました。
名著です。まだ読んだことのない方は一読をオススメします。

ぜひ手に取ってみてください。

本書は非常に多くの形態で出版されています。
ご自身にあったものを選んでみてください。
私は下記の「完全版」を読みました。

こちらは文庫版です。

漫画版もあるようです。

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