文章を書くときのお作法『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』

文章作成のイメージ 書籍感想

おはようございます。

本ブログを開始して 4 か月たちました。
文章を書くことはだんだんと慣れてきましたが、開始当初は 1 記事の作成にたいへん苦労した記憶があります。
それもそのはず、これまで文章を書くトレーニングなどしていなかったからです。
開始当初の記事をふり返ってみると、「よくこんな文章を公開したな」と自分で恥ずかしくなるものもあります。

わたしは大学卒業後から理学療法士として働いています。
その仕事には診療記録や、ほかの病院のスタッフに向けた報告書の作成など、文章を書くことがしばしば含まれます。
しかし、肝心の文章を書くコツは、指導を受ける機会はありません。
文章力は、自力で高めるよりほかないのです。

今回は、そんなときに参考になる書籍を取り上げたいと思います。

本日は、書籍『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(著者:藤吉 豊さん、小川真理子さん)の要約・感想記事です。

本書を読み、文章作成のお作法を学びましょう

『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』

記事の内容は、以下の通りです。

1.文章はシンプルに短く、が基本
2.伝わる文章には「型」がある
3.見た目にもこだわろう

それぞれの内容についてみていきます。

文章はシンプルに短くが基本

まず意識するポイントは、文章を短くすることです。

これは最も重要な点です。余計な言葉は削り、とにかくシンプルにしましょう。

一文を短くすることにより、いくつかのメリットがあります。

まず、文章を短くすることにより、主語と述語が近くなり事実関係がはっきりします。

また、不要なことばを削り、最も適した表現を選ぶことにより、文章が洗練され読みやすくなります。

このとき、一文あたりの文字数は 60 程度とし、ワンセンテンス・ワンメッセージを心がけましょう。

分かりやすい文章とは、読み手が文章を読み返さなくても理解できるようにすることが重要です。

simple is best です。

伝わる文章には「型」がある

次に重要な点は、文章の型を守ることです。
型を守ることは、書き手にとっていくつかのメリットがあります。

まず、文章を書く順序に迷うことがなくなるので、作成のスピード up が期待できます。

そのほかにも、型を守ることで文章全体の流れがよくなり、情報の過不足を防ぐことができます。

本書で紹介されていた文章の型は、
・基本は「結論が先、説明があと」の逆三角形型
・説得力を高めたいなら PREP 法(結論 point → 理由 reason → 具体例 example → 結論 point)
の 2 つが紹介されていました。

いずれも情報を的確に伝えることができ、読み手の関心や納得を高めることができる型です。

型を覚えることが文章力向上の近道です

見た目にもこだわろう

文字で埋め尽くされたスライド、改行がされていない文章…これらは、見ただけで読む気が半減してしまいます。
読みやすい文章には、ある程度の「余白」があります。
文章を書くときには、適切な余白をつくり、読み手にいい印象を与えましょう。
具体的には、行間は文字サイズの 0.5-1 文字分とし、段落ごとに空白行を入れましょう。

また、漢字とひらがなの割合もちょうどよいバランスがあるようです。
文章は、漢字が多いと硬い印象となり、内容が頭に入りにくくなります。
一方、漢字が少ないとやわらかい印象となり、内容が頭に入りやすいようです。
本書で推奨されているバランスは、漢字 2:ひらがな 8 でした。

漢字が多すぎる文章のことを、「字面が黒い」なんていうようです。

なるだけ白い文章をめざしましょう。

まとめ

読みやすい文章を書くには、守ったほうがよいお作法があります。
これらを学び実践し、だれでも読みやすい文章を書けるようにしましょう。

本日は、書籍『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』より、
・文章は短くシンプルにまとめること
・文章の「型」をおさえること
・見た目も重要な要素であること
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。

社会人であるかぎり、文章を書くことは必ずあります。
そんな時、わかりやすい文章を書くためのコツを押さえておけば安心ですね。

私のような理学療法士を含め、医療従事者は診療記録を残すことが必須です。
自分が残した記録がわかりやすいものになっているか、よく確認しましょう。

本書は文章を書くときのエッセンスをしっかり学べます。
本記事で紹介しなかった点もたくさんあり、どれも参考になりました。
要点を押さえ、70-80 点の文章を安定して書けるようになりましょう。

ぜひ手に取ってみてください。

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インデックス投資のお作法を学ぶときは、こちらを必ず読みましょう。

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