おはようございます。
乳幼児をもつ親の子育ての悩みはいろいろです。
毎日親子が気持ちよく楽しいと感じられるように過ごせれば最高なのですが、なかなか現実は甘くありません。
なかでもあそびは、どのようなことをしてあげればいいのかと悩むことも多いのではないでしょうか。
個人的には上の子が小さいとき、そのように感じました。
せっかく遊ぶなら発達の良い刺激になるように…と思うのですが、いかんせん親のあそびの引き出しがありません。
そんな時は先人の知恵を借りましょう。
自分で独創的なあそびを創り出す必要はありません。
本日は、書籍『できる子が育つ 七田式 親子あそび33』(著者:七田厚さん)の書評・感想記事です。
本書を読み、脳に働きかけるあそびを学びましょう
幼少期のあそびで右脳を刺激しよう『できる子が育つ 七田式 親子あそび33』
記事の内容は、以下の通りです。
1.七田式のポイントは右脳教育
2.6 歳で左脳優位に切り替わる?なので右脳教育はその前に
3.右脳を活性化するあそび
それぞれの内容についてみていきます。
七田式のポイントは右脳教育
七田式といえば幼児教育のメソッドとして有名です。
世の中の幼児教育のうち、公文式と並んでよく比較されているようです。
本書を読んで初めて知りましたが、七田式は右脳教育に重点を置いており、これが他のメソッドと異なる点のようです。
一般的に人間の脳のうち、左脳は言語や論理、数字などを司ります。
それに対して右脳は感覚や感情、創造などを司るとされています。
脳の言語野も多くの場合左脳にありますし、脳梗塞などによりこの部位がダメージを受けると、言語機能に障害が生じます。
このあたりはご存知の方もみえると思います。
そして本書によると、世の中の天才と呼ばれる人に共通していることは「左右の脳をバランスよく使えること」とされていました。
6 歳で左脳優位に切り替わる?なので右脳教育はその前に
本書によると、人間の脳は 6 歳で左脳優位に切り替わるようです。
それは「一般的な学校教育では左脳を鍛える面が多く、右脳はあまり鍛えられないため」とされていました。
前述したとおり、左脳は知識や情報を言語を介して処理します。
子どもは 6 歳で小学校に入学し、幼児教育から教科書や先生からの言語情報を基盤とした教育へと移行します。
脳は学校教育へ適応するために、左脳優位へ自然に切り替わるのではなく切り替えざるを得ないのかもしれません。
そのため、右脳を教育するのは幼児期に、あそびを介して行うことがよいようです。
右脳を活性化するあそび
書籍タイトルにあるとおり、本書では 33 の親子でできるあそびが紹介されています。
どのあそびにも方法と期待できる効果が述べられていました。
個人的には、右脳の刺激となりそうな図形や画像を用い、なおかつ親の準備が少なくて済みそうなあそびを取り入れようと思いました。
・積み木あそび
あそびの王道と言えば王道ですが、手先を用い、平面および空間の画像認識力を育てるのに役立つようです。
まだ、数や量の認識だけでなく、積み上げれば高低の概念も伝えられます。
七田式のストアでは、こんな商品があるようです。
我が家は 100 円ショップでみつけた立方体の木材ですが。
個人的にはそれで十分と思っています。
・迷路あそび
迷路あそびは、「線を描くこと」と「思考すること」が目的なのだそうです。
子どもにプリントを渡していきなりやらせるのではなく、「まずよく見てね」と 5 秒待ち、それからやってもらうとよいそうです。
全体を見る→ゴールを意識する→経路を分析し、処理するという一連の思考を促しましょう。
購入してもよいですし、いろいろなサイトで無料ダウンロードもできます。
・フラッシュカード
七田式といえばフラッシュカードが思い浮かぶ方も見えるかもしれません。
絵の描かれたカードを、言葉と同時に、1 枚 /1 秒の速度で大量に見せます。
この大量・高速が右脳にとって心地よい刺激となるようです。
七田式オフィシャル製品もありますが、これも 100 円ショップ商品で代替可能でしょうか。
まとめ
子どもはあそびを通して成長します。本書であそびのヒントを得つつ、楽しみましょう。
本記事は書籍『できる子が育つ 七田式 親子あそび33』より、
・七田式は右脳教育に重点を置いていること
・右脳教育は左脳優位に切り替わる 6 歳までがオススメ
・右脳を刺激するあそび
上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。
我が家では上の子(年長)が七田式のプリントに取り組んでいますので、七田式そのものの存在は知っていました。
そして本書籍を読み、改めて七田式に対する理解を深めることができました。
プリントは毎日 1 枚ずつ、コツコツと頑張っています。
内容が右脳の刺激になっているかはわかりませんが、毎日机に向かう習慣をつけるという点では非常に役に立っています。
オススメですよ。
本書を読み、幼少期の成長は、あそびと親の介入がカギを握っているのだと強く感じました。
子どもの成長にあわせ、適切な介入をしてあげたいですね。
また、七田式そのものに興味がなくても、あそびのバリエーションを 33 個増やすという点でも参考になるのではないでしょうか。
期間限定の幼少期子育て、親子で楽しみながら経験したいですね。
ぜひ手に取ってみてください。
【こんな書籍もオススメです】
脳医学者推奨のアイテムは図鑑だそうです。
これも、画像たっぷりの点で右脳の刺激でしょうか。
なんといっても外せないのは、絵本読み聞かせと童謡による日本語刺激入力です。
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