家庭学習のコツ『学力が劇的にアップ!小学生のための「家庭学習」の教科書』

勉強のイメージ 書籍感想

おはようございます。

「子どもに勉強の習慣をつけさせたい」「家では宿題以外、勉強しないので困っている」など、子の家庭学習に関する親の悩みは案外多いようです。

幼少期や小学校低学年に身につけた学習習慣は、学校の成績だけでなく、将来自信をもって生きていくために大切な「学び続けること」の基礎となります。

今回は、学習習慣のなかでも家庭学習に着目した書籍を読む機会を得ました。
家庭学習の習慣化にも、押さえておくべき基本ポイントがあるようです。

本日は、書籍『学力が劇的にアップ!小学生のための「家庭学習」の教科書』(著者:坂本 七郎さん)の要約・感想記事です。

本書を読み、家庭学習の基本を学びましょう

家庭学習のコツ『学力が劇的にアップ!小学生のための「家庭学習」の教科書』

記事の内容は、以下の通りです。

1.家庭学習の基本① 親は子に教えるべきか
2.家庭学習の基本② 教材選びのポイント
3.家庭学習の基本③ いつ、どれだけやるのか

それぞれの内容についてみていきます。

家庭学習の基本① 親は子に教えるべきか

これに対する著者の回答は、「できるだけ避ける」でした。

理由は、2 つ挙げられており、
・子→親では、甘えが出やすいため
・親→子では、必要以上に厳しくなりやすいため
とされていました。

家庭は学校や学習塾と違い、子どもにとって自由な空間です。
そして隣には大好きなお母さん(お父さん)がいる。
そのような状況では、子どもにとって甘まえるな・遊ぶなという方が難しいのかもしれません。

そして、そんな子供に対して親は「ちゃんとやりなさい!」とイライラ。
だんだんときつい言葉となり、子どもはやる気ダウン…
という一連の流れは、どの家庭にもあるのではないでしょうか。

著者いわく、親が子に教えてもいいのは「アドバイスを求められたとき」だけだそうです。
そして、教えるときは「可能な限り短時間でササっと」すませましょう。

親は勉強の内容ではなく、進め方・やり方を教えていくのがよいそうです

家庭学習の基本② 教材選びのポイント

家庭学習で用いる教材選びは非常に重要です。著者いわく、これを誤ると勉強が全く進まなくなってしまうそうです。
家庭学習にもちいる教材は、結婚相手を選ぶように慎重に選びましょう。

教材を選ぶ際は、「口コミがいいから」「お気に入りのキャラクターが書かれているから」ではなく、子の現在の学力にあったもの、自力で進められるものを選ぶのがポイントです。

本書では毎日取り組むべき内容として、漢字・語彙または音読・思考(パズル)が挙げられており、それぞれについて著者おすすめの教材が紹介されていました。

普段から子の勉強の様子を見ておくとよさそうですね

家庭学習の基本③ いつ、どれだけやるのか

いつやるか、とは勉強の開始時刻のことです。

子の学習意欲が高まる特定の時刻についてのデータはありません。各家庭の生活リズムに合わせ、続けられるプランを立てましょう。

習慣化には継続が必須なので、できるだけ開始時刻を揃え、シンプルな計画を立てた方がよさそうです。

どれだけやるか、は量を指します。
この場合、目安とするのは教材のページ数でも時間でもかまいません。

まず学習習慣をつける段階なら「やったかどうか」が大切となります。
なので、その場合の学習時間は 5 分でもよいそうです。
また、子どもが集中力を保てる時間は 15 分程度、あるいは 10 分×学年ともいわれています。
子の集中が持続する時間を観察し、続けられる計画を立てましょう。

やる気を維持するコツは、スモールステップを踏み達成感を味わうことです。
やる気スイッチを on にするコツは、こちらの書籍で紹介しています。

そして、これらの計画を立てる上で重要なことは、親が勝手に決めないということです。

遊びや食事、勉強の時間を子ども自身が律して決められることが理想ですが、実際は低学年のうちは親が計画の大筋を立てることになるでしょう。

しかし、計画を実行するのは子ども本人です。
もろもろの計画に関する最終承認は、本人にしてもらいましょう。

決めごとは、必ず親子でしましょう

まとめ

子供が学習習慣を身につけられるよう、親としてサポートしていきましょう。

本日は、書籍『学力が劇的にアップ!小学生のための「家庭学習」の教科書』より、

・親が教えることは極力避ける。教えるなら、求められた時だけ、短時間で。
・教材は自力で進められるものを選ぶ。そのために普段から子の様子をしっかり観察。
・開始時間や量は、できるだけシンプルに。子供も一緒に決めることが望ましい。

上記 3 点について、私なりに要約・感想を記しました。

残念ながら、多くの子は「勉強しなさい」では勉強するようにはなりません。

子どもの習慣づくりは親の役割です。
環境整備や情報収集など、裏方に回って子をサポートしましょう。

そして、色々とコツを紹介しましたが、最後のたよりは「親の声掛け」です。
根気よく子どもを信じて、親子学習が楽しい思い出となるように頑張っていきましょう。

ぜひ手に取ってみてください。

【こんな書籍もオススメです】
机に向かう習慣とあわせて、読書する習慣もぜひ身につけたいものです。

勉強開始の声掛けは「時間ですよー」としてみましょう。
もちろん、子どもと一緒に立てた計画に基づいて。

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