理学療法士 「働きながら大学院進学」のメリットについて経験をもとに紹介

進学 働きながら大学院

おはようございます。

本日から新シリーズとして「働きながら大学院進学」というテーマについて私の考えをまとめたいと思います。1 記事目は、タイトルにあるように私の個人的な経験をもとにした内容です。

私は大学を卒業後、現在の勤務先に就職しました。それから 4 年ほど働き、社会人学生として大学院へ進学しました。入学までの準備や在学中の 2 年間は決して楽な期間ではありませんでしたが、理学療法士としての根幹部分を形成することができた期間だと感じています。

本記事が大学院進学という選択肢を知るきっかけとなる、あるいは現在進学を考えている方にとって参考になる箇所があれば幸いです。
なお、本記事における「大学院」とは、基本的には修士課程を指しています。

私の経験をシェアできればと思います

理学療法士 「働きながら大学院進学」のメリットについて経験をもとに紹介

記事の内容は、以下の通りです。

  • メリット① 大学院では「考え方」を学べる
  • メリット② 研究の「お作法」を学べる
  • メリット③ 新しい人脈が得られる
  • おまけ 認定理学療法士の資格取得にも活用できる

それぞれの内容についてみていきます。

大学院では「考え方」を学べる

大学院での日々で学んだことを振り返った時、まず頭に浮かんだのがこの点です。大学院(修士課程)では、設定した研究テーマに沿って 2 年間活動します。その活動は、指導教官の指導を受けながらのものです。しかし、研究の根本部分(研究の背景や目的および方法論)は自分で考える必要があります。

社会人学生における大学院(とくに修士課程)は
・自分で研究テーマを設定する=どのようなことに疑問を持っているか、を言語化する
・それに対して、どのようなステップを踏み、自分が求める回答を得るか

という、普遍的な「考え方」を、教官の指導のもとに学ぶ場だと思います。活動の成果は発表や論文としてアウトプットしますが、学ぶ内容はこのような内容だと思います。

研究の「お作法」を学べる

ほとんどの場合、大学院修了のためには研究活動および論文作成が必要となります。実際に研究活動を行う(研究テーマやその内容を決定したり、データ収集や解析をするなど)とき、また論文を作成するときには、守るべき「お作法」があります。「手順」と言ってもいいかもしれません。

研究に関する勉強は病院や施設などの勤務先でも行えます。しかし、研究計画を立て、データを集めて解析し、成果を発表するという一連の作業を体系的に学ぶという点では、適切な指導者に教えてもらうことが最も大切です。この点については、大学院が最も適した環境であることは間違いないと思います。

また、いくら書籍を読み知識をインプットしたとしても、実際に手を動かし、労力をかけない限り、自分の知恵にはなりません。大学院では、少なくとも自分の研究テーマに関する研究デザインや統計解析手法の勉強は必須です。「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。

新しい人脈が得られる

大学院の在学期間中で、指導教官とのつながりはもちろんですが、同じ研究室に在籍した人や研究活動を進める上で知り合った人など、勤務先以外のフィールドで人脈ができます。その人々は自分と同じように進学し、研究活動に取り組んでいるため、良い刺激を受けられる関係を構築できると思います。

この「理学療法士として互いに高め合う」という関係性は、勤務先ではなかなか得られないものだと思います。所属する研究室によっては、理学療法士以外の人ともつながることがあるかもしれません。勤務先以外で自分の所属コミュニティがある、ということは、大きなメリットになりますよ。

大学院での日々は、必ず報われる日がきます!

おまけ 認定理学療法士の資格取得にも活用できる

これはおまけだと思いますが、認定理学療法士取得の際に必要なポイントが、「大学院修了の読み替え」で取得できます(ポイント認定には審査があるようです)。認定理学療法士の資格を取得するために大学院へ進学する人はいないでしょうが、こんなところでも活用できるようですね。

まとめ

大学院進学によって得られたこと・学んだことは非常に大きいです。理学療法という仕事と向き合い、一生の仕事とするなら、大学院進学はとてもよい選択になると思います。

本日は、『理学療法士 「働きながら大学院進学」のメリットについて経験をもとに紹介』として、
・大学院は「考え方」を学ぶ場(とくに修士課程)。

・大学院は研究のお作法を、自ら学ぶ場。

・自分の志と近い人が多く、良い刺激をもらえる人脈も作れるかも。

上記 3 点について、私の経験もふまえて紹介しました。

先日の記事にも記しましたが、自己研鑚はあくまでやりたい人がやることです。強要されてするものではありません。能動的な学びで専門職としての資質を高めていきましょう。せっかく学ぶのであれば、しっかりと身につくことをしたいですね。

本記事では大学院進学のメリットを紹介しましたが、実際に社会人学生として入学・修了するためには、事前準備や在学中の努力が欠かせません。この点については、また次の記事で紹介したいとおもいます。

これらの情報が少しでも役に立てば幸いです

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